胸部

期外収縮

■ 疾患の概要

期外収縮とは、心臓の正常なリズムより早いタイミングで余分な収縮が生じる不整脈の一種です。発生部位によって上室性(心房性)期外収縮心室性期外収縮に分けられます。健診の心電図で最もよく指摘される異常所見の一つです。

健康な人でも発生することがあり、成人の約60〜80%に存在するとされています。多くの場合は良性ですが、心疾患を持つ方での頻発する心室性期外収縮は注意が必要です。

主な誘因は以下の通りです。

ストレス・過労・睡眠不足
カフェイン・アルコール・喫煙
電解質異常(低カリウム・低マグネシウム)
基礎心疾患心不全心筋梗塞後・弁膜症


■ 主な症状

胸の「ドキッ」とした動悸感
脈が飛ぶ・抜ける感覚
胸の違和感・不快感

多くは無症状か軽度の症状にとどまります。ただし、頻発する場合・連発する場合・労作時に増悪する場合・基礎心疾患がある場合は精密検査が必要です。


■ 診断に必要な検査

心電図:期外収縮の波形パターンを確認します。
ホルター心電図(24時間心電図):24時間の期外収縮の頻度・パターン(単発・2連発・3連発など)を評価します。
心エコー(心臓超音波検査):基礎心疾患(心機能低下・弁膜症・心肥大)の有無を評価します。
血液検査:電解質・甲状腺ホルモン・BNPを評価します。
負荷心電図:運動時に期外収縮が増加するか・心筋虚血との関連を評価します。

当院では心電図・ホルター心電図・心エコー・負荷心電図・血液検査による評価が可能です。


■ 主な治療方法

経過観察:基礎心疾患がなく無症状または軽症の場合は治療不要のことが多いです。
生活習慣の改善:誘因となるカフェイン・アルコール・喫煙・ストレスを避けます。
薬物療法:症状が強い場合や頻発する場合に抗不整脈薬・β遮断薬が処方されます。
カテーテルアブレーション:薬物療法が無効な症候性の頻発心室性期外収縮に対して行われます。

当院では診断・薬物療法・生活指導を行い、アブレーションが必要な場合は専門医療機関へ紹介いたします。


■ 予防や生活上の注意点

・カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)・アルコール・喫煙を控える
・十分な睡眠とストレス管理
電解質バランスを整える(バナナ・海藻・ナッツなどカリウム・マグネシウムを含む食品)
・動悸が頻発・悪化する場合は早めに受診する

 

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