症状

便秘

便秘でお悩みの方へ

―原因・考えられる病気・必要な検査―

「数日便が出ない」「排便してもすっきりしない」「便が硬くて出にくい」といった状態は一般的に「便秘」と呼ばれます。

便秘は生活習慣によるものが多い一方で、大腸がんなどの器質的疾患や内分泌・代謝疾患が原因となることもあります。 特にこれまで便通が良好だった方に新たに出現した場合は注意が必要です。

当院では、原因に応じた検査とともに、緩下剤をベースに新しい薬剤も組み合わせながら、患者様ごとに最適な治療を行っています。

このような症状はありませんか

  • 週に2回未満の排便
  • 便が硬く出にくい
  • 残便感がある
  • 腹部膨満感や腹痛を伴う
  • 下痢と便秘を繰り返す

便秘の際に行う主な検査

■ 大腸カメラ(下部消化管内視鏡)
大腸がんやポリープ、炎症性腸疾患など器質的疾患の有無を確認します。

■ 腹部CT検査
腸閉塞や腫瘍、腸管拡張などの評価を行います。

■ 腹部レントゲン
腸管内のガスや便の貯留状況を確認し、便秘の程度や腸閉塞の有無を評価します。

■ 血液検査
甲状腺機能や電解質異常など、全身性疾患の有無を評価します。

■ 当院の検査の特徴

大腸カメラにはAI補助診断およびNBI・拡大観察機能を搭載しており、ポリープや早期がんの発見精度向上に努めています。

便秘を引き起こす主な鑑別疾患

1. 便秘

最も頻度の高い便秘で、腸の動きの低下や排便習慣の乱れが関与します。高齢者や女性に多く、生活習慣や食事内容、運動不足の影響を受けやすいのが特徴です。検査で明らかな異常は認めないことが多く、薬物療法と生活指導を組み合わせて治療します。

2. 大腸がん

便秘の原因として最も見逃してはならない疾患です。腸管の狭窄により便通異常が出現し、便が細くなる、血便を伴うなどの症状がみられることがあります。40歳以上で新たに便秘が出現した場合には、大腸カメラによる評価が重要です。

3. 腸閉塞(イレウス)

腸の通過が障害されることで、便秘や腹部膨満、嘔吐が出現します。手術後の癒着や腫瘍などが原因となり、進行すると強い腹痛を伴います。緊急対応が必要となることもあり、CT検査による診断が重要です。

4. 過敏性腸症候群(便秘型)

ストレスや自律神経の乱れが関与し、腹痛と便秘を繰り返すのが特徴です。排便後に症状が軽減することが多く、若年〜中年層に多くみられます。検査で器質的異常がないことを確認したうえで診断されます。

5. 甲状腺機能低下症

甲状腺ホルモンの低下により代謝が低下し、腸の動きも鈍くなることで便秘が生じます。倦怠感、むくみ、寒がりなどの症状を伴うことがあり、血液検査で診断します。

6. 糖尿病(自律神経障害)

長期間の糖尿病により自律神経障害が進行すると、腸の運動機能が低下し便秘が起こります。血糖コントロール不良の方に多く、他の消化器症状を伴うこともあります。

7. 薬剤性便秘

抗コリン薬、オピオイド、鉄剤、カルシウム拮抗薬などの薬剤により便秘が生じることがあります。服薬歴の確認が重要で、原因薬剤の調整により改善することもあります。

8. 大腸ポリープ

大きなポリープが存在すると、便の通過障害を起こし便秘や便の変形を生じることがあります。多くは無症状ですが、大腸カメラで発見・切除が可能です。

9. 慢性腸炎・炎症性腸疾患

通常は下痢が主体ですが、炎症や狭窄により便秘様症状を呈することもあります。腹痛や血便を伴う場合には精査が必要です。

早めの受診が勧められる症状

  • 急に便秘が出現した
  • 血便や黒色便を伴う
  • 体重減少や食欲低下がある
  • 強い腹痛や嘔吐を伴う
  • 便が細くなった

よくある質問

Q. 市販薬で様子を見てもよいですか?

一時的な便秘であれば可能ですが、長期間続く場合や症状が変化した場合は医療機関での評価が必要です。

Q. 下剤は毎日使っても大丈夫ですか?

薬剤の種類によります。当院では刺激性下剤は連用を避け、緩下剤を中心に安全な治療を行っています。

Q. どのタイミングで大腸カメラが必要ですか?

40歳以上で新規発症の便秘、血便を伴う場合、症状が持続する場合には大腸カメラを推奨します。

■ ご予約はこちら

便秘でお悩みの方は、LINE予約またはWeb予約にて承っております。お気軽にご利用ください。

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Web予約https://izumiiin.reserve.ne.jp/