検査異常・健診異常

電解質異常(ナトリウム・カリウム・カルシウムなど)

■ 健康診断で「電解質異常」を指摘された方へ

健康診断の血液検査では、体内のミネラルバランス(電解質)も測定されます。代表的な項目としてナトリウム(Na)・カリウム(K)・カルシウム(Ca)・マグネシウム(Mg)・リン(P)などがあります。これらは体内の水分バランス・神経や筋肉の働き・心臓のリズムなどに重要な役割を持っています。数値の異常は脱水・腎臓病・内分泌疾患などのサインとなることがあります。


■ このような方は一度ご相談ください

・健康診断で電解質異常を指摘された
・ナトリウム・カリウム・カルシウムなどの数値が異常と言われた
・要再検査・要精密検査と書かれていた
・むくみ・倦怠感・筋力低下がある
腎臓病や内分泌疾患の治療中である


■ 主な電解質の役割

電解質とは、水に溶けると電気を帯びたイオンになる物質(ミネラル)のことを指します。体内では以下の電解質が特に重要です。

ナトリウム(Na):水分バランス・血圧調節
カリウム(K):神経・筋肉・心臓の働き
カルシウム(Ca):骨代謝・神経伝達
マグネシウム(Mg):酵素反応・神経機能
リン(P):骨形成・エネルギー代謝


■ 主な電解質異常と原因(全5項目)

1. ナトリウム異常(低ナトリウム血症・高ナトリウム血症)

ナトリウムは体内の水分バランスを調整する電解質です。
脱水・腎臓病・ホルモン異常・薬剤などで異常が起こることがあります。
重度になると意識障害やけいれんを起こすことがあります。
【検査】血液検査(Na・浸透圧)、尿検査、腎機能検査。


2. カリウム異常(高カリウム血症・低カリウム血症)

カリウムは神経や筋肉、特に心臓の電気活動に重要な役割を持ちます。
腎機能低下・利尿薬・下痢などで異常が起こることがあります。
重度の高カリウム血症では不整脈の原因となることがあります。
【検査】血液検査(K・腎機能)、心電図、尿検査。


3. カルシウム異常(高カルシウム血症・低カルシウム血症)

カルシウムは骨代謝や神経伝達に重要です。
副甲状腺疾患・腎疾患・悪性腫瘍などで異常が起こることがあります。
高カルシウム血症では倦怠感・吐き気・意識障害などがみられることがあります。
【検査】血液検査(Ca・副甲状腺ホルモン・ビタミンD)、腎機能検査、骨密度測定。


4. マグネシウム異常(高マグネシウム血症・低マグネシウム血症)

マグネシウムは酵素反応や神経機能に関わるミネラルです。
腎機能低下や栄養不足、アルコール過剰などで異常が起こることがあります。
重度では筋力低下や不整脈を起こすことがあります。
【検査】血液検査(Mg・腎機能・Ca)、心電図。


5. リン(リン酸)異常(高リン血症・低リン血症)

リンは骨や細胞のエネルギー代謝に重要です。
腎機能障害・副甲状腺疾患・ビタミンD異常などで数値が変化します。
高リン血症は慢性腎臓病で特に問題となり、血管石灰化のリスクを高めます。
【検査】血液検査(P・Ca・副甲状腺ホルモン)、腎機能検査、ビタミンD測定。


■ 電解質異常の原因となる主な病気

電解質異常の背景には以下のような疾患が隠れていることがあります。

脱水:下痢・嘔吐・発熱・水分摂取不足による電解質喪失
慢性腎臓病:腎臓による電解質調節機能の低下
内分泌疾患:副甲状腺機能異常・副腎疾患(アルドステロン症など)
薬剤の影響:利尿薬・ステロイド・降圧薬など
栄養障害:食事摂取不足・吸収障害・アルコール多飲


■ 電解質異常を放置するとどうなる?

多くの場合は脱水・一時的な変動・採血条件などによる軽度の変化ですが、腎臓病やホルモンの病気が隠れていることもあるため再検査が重要です。特に重度の電解質異常は不整脈・意識障害・筋力低下・けいれんなど生命に関わる症状を引き起こすことがあります。


■ よくある質問

Q. 電解質異常は症状がなくても問題ですか?

軽度の場合は無症状のことも多いですが、原因となる病気(腎臓病・内分泌疾患など)が進行していることがあるため、再検査で原因を確認することが大切です。

Q. 電解質はサプリメントで補えますか?

軽度の不足であれば食事での改善が基本ですが、自己判断でのサプリメント摂取は過剰症のリスクもあります。まず原因を精査した上で医師に相談することをお勧めします。

Q. どの科を受診すればよいですか?

電解質異常は内科・消化器内科・腎臓内科での対応が可能です。当院では血液検査・尿検査・腹部超音波検査を組み合わせて原因を評価しています。


■ まとめ

ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リンはすべて電解質に含まれる主要ミネラルであり、体の機能維持に欠かせない成分です。電解質異常は脱水・腎臓病・内分泌疾患などのサインになることがあります。健康診断で電解質異常を指摘された場合は、原因を確認するための再検査や評価が重要です。当院では血液検査・尿検査・腹部超音波検査などを組み合わせて総合的に評価しています。お気軽にご相談ください。


■ ご予約はこちら

検査・受診のご予約は、LINE予約またはWeb予約にて承っております。お気軽にご利用ください。

LINE予約https://lin.ee/I89uEVLC
Web予約https://izumiiin.reserve.ne.jp/