胸部

気胸

■ 疾患の概要

気胸とは、何らかの原因で肺に穴が開き、胸腔内(肺と胸壁の間)に空気が漏れ出した状態です。肺が空気によって圧迫・虚脱することで呼吸困難が生じます。

気胸は原因によって以下のように分類されます。

自然気胸(原発性):基礎疾患なく発症。肺尖部のブラ(肺の薄い袋状の構造)の破裂が原因。長身・やせ型の若い男性に多い。
続発性気胸COPD喘息・肺炎・肺がんなど基礎疾患を持つ方に発症。高齢者に多く重症化しやすい。
緊張性気胸:空気が一方向にのみ流入し胸腔内圧が上昇、心臓・大血管を圧迫する生命に関わる緊急状態。


■ 主な症状

突然発症の胸痛(患側)
息切れ・呼吸困難
乾性咳嗽

軽症では安静にしていると症状が軽微なこともありますが、緊張性気胸では急速な呼吸困難・頻脈・血圧低下・チアノーゼが出現し、緊急処置が必要です。自然気胸は再発率が約30〜50%と高いことも特徴です。


■ 診断に必要な検査

胸部X線:肺の虚脱・胸腔内の空気貯留を確認します。最初に行う基本検査です。
胸部CT検査:虚脱の程度・ブラの位置・基礎疾患の評価に優れています。
パルスオキシメトリー(SpO2測定):酸素化の評価
血液検査:炎症反応・動脈血ガス分析(重症例)

当院では胸部X線・CT・SpO2測定による評価が可能です。


■ 主な治療方法

安静・経過観察:軽度の気胸(肺虚脱が少ない場合)では安静のみで自然治癒することがあります。
胸腔穿刺・脱気:注射器やカテーテルで胸腔内の空気を抜きます。
胸腔ドレナージ:胸腔内にチューブを挿入して持続的に空気を排出します。
外科的手術(胸腔鏡手術):再発例・ブラ切除・胸膜癒着術。再発予防のために推奨されます。

当院では診断後、速やかに呼吸器外科専門医療機関へ紹介いたします。


■ 予防や生活上の注意点

禁煙:喫煙は気胸の再発リスクを高めます。
急激な気圧変化を避ける:飛行機搭乗・スキューバダイビングは医師の許可が出るまで控える
重いものを持つ・激しい運動は治癒確認後まで控える
・再発した場合は早めに受診する

 

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