腰部・腎・泌尿器

尿管結石

■ 疾患の概要

尿路結石とは、尿の通り道(腎臓・尿管・膀胱・尿道)にカルシウムや尿酸などの結晶が析出し、結石が形成された状態です。日本では生涯罹患率は約15%(男性約22%・女性約8%)に上り、男性に多く30〜50代に好発します。近年、食生活の欧米化により増加傾向にあります。

主な原因・リスク因子は以下の通りです。

水分摂取不足・脱水(最も重要な因子)
高カルシウム食・高蓚酸食(ほうれん草・ナッツ)・高プリン体食
高尿酸血症・痛風
高血圧糖尿病・肥満
家族歴・夏季の高温環境


■ 主な症状

突然発症の激しい腰背部〜側腹部痛(疝痛発作):七転八倒するほどの激痛が特徴
血尿(肉眼的または顕微鏡的)
悪心・嘔吐
頻尿・排尿時痛(結石が膀胱近くに降りてきた場合)
発熱(感染を合併した場合)

腎臓内にとどまる腎結石は無症状のことが多く、尿管に落下して閉塞することで典型的な疝痛発作が生じます。発熱を伴う場合は感染性尿路閉塞(水腎症)として緊急対応が必要です。


■ 診断に必要な検査

尿検査:血尿の確認・感染の有無・pH・結晶の確認
腹部CT検査(非造影):最も感度・特異度が高い検査です。結石の位置・大きさ・水腎症の程度を評価します。
腹部超音波検査:水腎症・腎結石の確認に有用(被曝なし)
血液検査:腎機能・カルシウム・尿酸・炎症反応を評価します。
腹部X線:カルシウム結石は単純X線でも確認できることがあります。

当院では尿検査・腹部CT・超音波・血液検査による評価が可能です。


■ 主な治療方法

自然排石待機療法:5mm以下の小結石では自然排石が期待でき、十分な水分摂取と鎮痛薬・α遮断薬投与で経過観察します。
体外衝撃波結石破砕術(ESWL):体外から衝撃波を当てて結石を砕く低侵襲治療
経尿道的尿管砕石術(TUL)・経皮的腎砕石術(PNL):内視鏡を用いた治療
緊急ドレナージ:発熱・感染を伴う閉塞性尿路結石では緊急でドレナージが必要です。

当院では診断・疼痛管理・再発予防指導を行い、手術的治療が必要な場合は泌尿器科専門医療機関へ紹介いたします。


■ 予防や生活上の注意点

1日2リットル以上の水分摂取(尿量1.5〜2リットル/日を目標)
・塩分・動物性タンパク・プリン体の過剰摂取を避ける
・蓚酸の多い食品(ほうれん草・チョコレート・ナッツ)を控える
高尿酸血症高血圧糖尿病の適切な管理
・結石を一度起こした方は再発率が高いため、定期的な超音波検査を受ける

 

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