肝臓・胆のう・膵臓
肝硬変
1. 疾患の概要
肝硬変とは、慢性的な肝障害により肝臓の細胞が破壊され、線維化が進行して肝臓の構造が大きく変化した状態を指します。
原因としては
-
MASLD / MASH
-
ウイルス性肝炎
-
アルコール性肝障害
-
自己免疫性肝疾患
などが挙げられます。
日本では肝硬変の原因として、近年はMASLD関連肝疾患の増加が注目されています。
2. 主な症状
初期の肝硬変では症状が乏しい場合があります。
進行すると
-
倦怠感
-
食欲低下
-
黄疸
-
腹水
-
下肢のむくみ
-
皮膚のかゆみ
などがみられることがあります。
さらに進行すると
-
食道静脈瘤
-
肝性脳症
-
出血傾向
などの合併症を起こすことがあります。
3. 診断に必要な検査
血液検査
肝機能や凝固機能を評価します。
腹部エコー
肝臓の形態変化や腹水の有無を確認します。
当院では肝臓の脂肪沈着度や炎症により肝臓が硬くなる線維化の評価、肝硬度の測定も行っています。
腹部CT
肝臓の形態変化や肝がんの有無を確認します。
4. 主な治療方法
肝硬変の治療は
-
原因疾患の治療
-
合併症の予防
-
肝機能の維持
が中心となります。
腹水や食道静脈瘤などの合併症に対する治療も行います。
当院では
-
血液検査
-
腹部エコー
-
腹部CT
を用いて経過観察を行い、必要に応じて専門医療機関と連携しています。
5. 予防や生活上の注意点
-
アルコールの制限
-
バランスの良い食事
-
定期的な肝臓検査
が重要です。